決済システムを狙うサイバー脅威と対策

ECサイトによるネット取引の急拡大や実店舗でのキャッシュレス化が進み、国内でのクレジットカード利用が増加する一方で、トレンドマイクロの調査では決済システムにおけるインシデント発生率が30%以上になっていることが分かっています。実際に国内外の法人組織において、ECサイトからのカード情報漏えいやPOSシステムのマルウェア感染によるカード情報漏えいが発生しています。

こうした背景から、政府はカード情報を取り扱う法人組織を対象に、2018年6月1日に改正割賦販売法を施行しました。本レポートでは、この法律によってEC加盟店、対面加盟店が求められる対応および昨今の決済システムを狙うサイバー攻撃に対して有効なセキュリティ対策について解説します。