昨今、自らのボットネットの勢力を拡大させるため、サイバー犯罪者グループ間ではIoTマルウェアによるルータやIoT機器を奪い合う「ワーム戦争」が激化しています。
例えば、適切に対策されていない家庭用デバイス等はこうしたIoTマルウェアの格好の標的となるかもしれません。またワーム戦争に巻き込まれない安全なテレワーク環境のため、様々な家庭用デバイスの保護がより一層求められるでしょう。
本レポートでは、ワーム戦争とともにIoTマルウェアの特徴を解説し、ユーザが今後の対策を検討する上で有益な情報をまとめています。
目次
- はじめに
- 感染デバイスを巡る数値が示唆するもの
- 先駆者としての「Mirai」
- 「Tsunami」のような攻撃を行う「Kaiten」
- 第三のボットネットマルウェアファミリー「Qbot」
- サイバー犯罪アンダーグラウンド市場のIoT ボットネットマルウェア
- 「JenX」に関する事例
- 結論